近年、人気の高いディストリビューションをベースにデザインや使い勝手を変更したり、特定用途用にカスタマイズを行った、いわゆる「派生ディストリビューション」が花盛りだ。ソースコードが公開され、かつ誰もが自由に変更可能な、オープンソース・ライセンスの恩恵と言えるだろう。今回紹介するEdubuntuは、現在もっともポピュラーなフリーのLinuxディストリビューションのひとつであるUbuntuをベースに、教育用に特化したディストリビューションである。
Edubuntuは幼児から高校生くらいまでの広範囲の年齢層の子供をターゲットとしている。残念ながら日本語に対応してるアプリケーションはそれほど多くないが、お絵かきやパズルなど、英語がそれほどわからなくても楽しみながら学べるも多数用意されている。最新版は2009年4月23日にリリースされたEdubuntu 9.04である。
Ubuntuのアドオンとしてインストール
EdubuntuはEdubuntuの公式Webサイトから入手できる。Edubuntu 9.04のインストールメディアはCD用のISOイメージ(約322MB)だが、これはUbuntu 9.04のアドオンとして提供される。したがって、Edubuntuをインストールするには、あらかじめUbuntu 9.04がインストール済みの環境が必要になる。
Ubuntuを起動した状態でEdubuntuのインストールCDを挿入すると、図1のようなダイアログボックスが表示される。
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| 図1 EdubuntuのCDをセットすると、ダイアログが表示される |
ここで「アドオンインストーラを開始します」ボタンをクリックすると、「アプリケーションの追加と削除」ダイアログボックスが表示されるので、「Edubuntu Desktop」グループから目的のアプリケーションを選択してインストールを行う(図2)。
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| 図2 Edubuntuコンポーネントのインストール |
リストの上部に表示されるアプリケーションはメタパッケージになっている。一番上の「Educational desktop for Ubuntu」を選択すればすべてのパッケージを一度にインストール可能だ。あるいは、その下の「Pre-School Bundle」(就学前)、「Primary Bundle」(小学生用)などを選択して、子供のレベルに応じたパッケージ・グループを選択したり、パッケージを個別に選択したりすることもできる。
