高速化された起動、日本語環境はUTF-8とEUC-JPから選択可能
今回のバージョンでは起動スクリプトの最適化と、グラフィカルブートシステムのrhgbからplymouthへの変更によって起動時間が大幅に短縮されている。筆者の環境でGRUBのメニュー画面からログイン画面が表示されるまでの時間を比較したところ、前バージョンのMomonga Linux 5では約1分20秒だったのに対して、バージョン6では約40秒と、大きく短縮されている。
最近では日本語環境の文字コードにはUTF-8が使われることが多いが、Momonga LinuxではEUC-JPも利用可能だ。ただし、初期状態では言語環境が設定されていないため、日本語環境で使用するにはログイン画面で「Language」を「Japanse(UTF-8)」(もしくは「Japanese(EUC-JP)」)に設定する必要がある(図4、5)。
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| 図4 Momonga Linuxのログイン画面 |
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| 図5 ログイン画面で言語環境を設定できる |
使い勝手の良いデスクトップ
デフォルトのデスクトップ環境は「GNOME 2.26.3」だ。Momonga Linuxはバージョンごとに異なるイメージカラーが用意されているが、今回のイメージカラーは「緑」となっている(図6)。
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| 図6 Momonga Linuxのデスクトップ画面 |
日本人が中心に開発されているディストリビューションということもあり、日本語環境はとても良くできている。メニューやダイアログボックスが適切に日本語化されていることはもちろん、標準フォントとして高品位な日本語アウトラインフォントとして定評のあるIPAフォントとM+フォントの合成フォントである「Megumiフォント」を採用することで、これまで以上に高品質の描画が可能になっている。
標準の日本語入力システムは「SCIM」と「Anthy」を採用しているが、SKKやPrimeといったかな漢字変換エンジンや、Fedora 11でSCIMに代わって採用された新しいインプットメソッドフレームワーク「iBus」も利用可能だ。GUIアプリケーションとしてはWebブラウザ「Shiretoko (Firefox) 3.5.1」、電子メールクライアント「Sylpheed 2.6.0」、「OpenOffice.org 3.1.0」といったものが標準搭載されている。デスクトップ用途のLinuxとして、Windowsからの乗り換えユーザにも問題なく推薦できるだろう。
