米Red Hat、JBossポータルプロジェクト「GateIn」を公式ローンチ

 米Red Hatは9月3日(米国時間)、JBoss.orgの下で開発してきたポータルプロジェクトを「GateIn」として発足させたことを正式に発表した。同時に「GateIn 3.0」ベータ1も公開した。

 GateInは、仏eXo Platformのポータルプロジェクト「eXo Portal」とJBossのポータルプロジェクト「JBoss Portal」がマージしたもの。eXoとRed Hatは6月中旬、ポータルプロジェクトで戦略的提携を発表していた。

 JBossのJavaベースの堅牢性とeXoのユーザービリティを組み合わせ、インフラとコンテナの性能、セキュリティ、アプリケーションの統合性を特徴とするポータルプラットフォーム開発を目指す。今後、仮想ポータルの管理、ドラッグ&ドロップでのレイアウト作成、コンテキスト対応メニューとナビゲーション管理、セキュリティ・ID管理パネルなどを開発し、Red Hatのポータルインフラの土台とする。他のソーシャルアプリケーションのサポートや統合にもフォーカスするという。

 ライセンスはLGPL v2を採用、3.0ベータ1はプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。GateInは将来、「JBoss Enterprise Portal Platform」にも統合される予定という。

米Red Hat
http://www.redhat.com/

「GateIn」プロジェクト
http://www.gatein.org/