Firefoxにスケジュール管理やToDoリスト機能を追加する「ReminderFox」拡張

　今回紹介するReminderFoxは、Firefoxに日々の予定やToDoリストなどを管理する機能を追加するFirefox拡張だ。この拡張を利用することで、カレンダーソフトなどのアプリケーションを使わずとも、Firefoxを通じて予定を管理できる。

　ReminderFoxのインストールは、FirefoxアドオンサイトのReminderFoxページから行える。インストール後にFirefoxを再起動すると、まずデスクトップの右下から「今日の予定リスト」と「今後の予定リスト」が数秒間表示される。このポップアップウィンドウはFirefoxの起動中一定時間ごとに表示させたり、スクリーンセーバー起動中に出現させることもできる。インストール直後には何も予定は登録されていないため、「ようこそReminderFoxへ！」という項目のみが「今日の予定リスト」に登録されているはずだ（図1）。

図1 ReminderFoxをインストールすると、Firefoxの起動時などにポップアップで予定リストが表示される

　また、スライダーだけでなく、ステータスバーの右下にリボンアイコンも追加され、予定がある場合はその内容がこの横に表示されるようになる。さらに、この領域にマウスポインタを合わせるとポップアップで「今日の予定」と「今後の予定」、そして「ToDoリスト」が表示される。この部分をダブルクリックするとReminderFoxウィンドウが開き、「予定リスト」と「ToDoリスト」の確認、追加や編集が行える（図2～7）。

図2 Firefoxのステータスバーにも予定が表示される。ここにマウスポインタを合わせると、「今日の予定」や「今後の予定」などがポップアップ表示される

図3 予定やToDoの設定などを行うウィンドウ。予定を選択してダブルクリックでその編集が可能だ

図4 「予定リストの編集」ウィンドウ。内容に関するメモや日付、「カテゴリー」「繰り返し」「ポップアップ通知」「重要」「完了するまで知らせる」などといった項目を設定できる

図5 予定にはカテゴリーが設定できる。デフォルトでは「祝日」「休暇」「ビジネス」などのカテゴリーが用意されており、右端の「カテゴリーをリストから選んでください」ボタンから選択できる

図7 間違えて登録してしまった予定などを削除する場合は、その内容を選択して右クリックし、「予定の削除」を選択すれば良い。確認ダイアログが表示されるので、「OK」ボタンをクリックすれば、予定が削除される

　また、「ToDoリスト」タブを開けば、同じように「ToDoリスト」を追加、編集することが可能だ。

アラーム機能とReminderFoxの設定

　ステータスバーのReminderFox領域を右クリックするとポップアップメニューが表示され、ここから「簡易アラーム機能」やReminderFoxの設定ダイアログを呼び出せる（図8）。

図8 ステータスバーのReminderFox領域を右クリックすると、ポップアップメニューが表示される

　「簡易アラーム」機能はちょっとした通知を行うのに利用できるもので、通知を行う時間（「1」「5」「10」「15」「30」「60」と、「分後」「時間後」「日後」をプルダウンから選択できる）と、通知する内容のみを設定できる（図9）。予定リストに追加するまでもないが、知らせて欲しい予定などをここで設定すると良いだろう。

　また、ReminderFoxの設定ダイアログではさまざまなカスタマイズを行える（図10～12）。

図10 ReminderFoxの設定ダイアログ。「表示」タブでは通知の表示位置や挙動を設定できる

図11 「ツールチップ」タブからはポップアップ表示させる内容を設定できる。今後の予定はデフォルトでは15日後まで表示させるようになっているが、1日単位で変更が可能だ。通知の表示形式もカスタマイズできる

図12 「通知」タブでは、ポップアップウィンドウの表示方法や表示間隔などを設定できる。サウンドファイルを使った通知設定もすることが可能だ

　わざわざFirefoxでアドオン管理をする必然性はないものの、ReminderFoxはFirefoxを起動している時間が長い人にとっては便利なアドオンかもしれない。