Open Invention Network、米Microsoftが所有していたLinux関連特許を取得
Linux特許保護企業のOpen Invention Network(OIN)は9月8日(米国時間)、米Microsoftが所有していたLinux関連特許22件を取得したことを発表した。
OINは、Linuxの法的保護を目的に米IBM、米Novell、米Red Hatらが2005年に立ち上げた企業。特許を購入し、Linuxに対し特許を主張しないことに合意した企業に対してロイヤリティフリーで提供する事業モデルをとる。
今回OINは、Microsoftが所有していたLinux関連特許22件を、米国ベースの法定信託Allied Security Trust(AST)より購入した。ASTは、パテントトロールなど特許権濫用の動きから企業を保護するために特許を買い取る組織で、米Google、米Hewlett-Packard、米Cisco Systemsらが参加している。ASTは2008年、Microsoftよりこれら特許を購入していた。Microsoftはもともと、これらの特許を米SGIより取得したが、戦略的に不要になったことからASTに売却したという。
OINは取引した特許の詳細情報や金額については公開していない。
Microsoftは過去に、Linuxは自社特許を侵害していると主張したことがある。
Open Invention Network(OIN)
http://www.openinventionnetwork.com/