米Palmが「webOS 1.2」をリリース

 米Palmは9月28日(米国時間)、自社携帯電話向けOSの最新版「webOS 1.2」を公開した。アドレス帳や電子メール、音楽機能などが強化されており、Palm Preユーザーは数日以内に自動的に最新OSにアップデートされる。

 webOSは、Palmのスマートフォン「Palm Pre」が採用するオープンソースの携帯電話向けOS。

 最新版となる1.2では、カレンダー、スケジュール、アドレス帳などさまざまな場所にある情報を統一して表示する「Palm Synergy」を強化、ビジネスSNSの「LinkedIn」のプロフィール情報を取得可能となった。これにより、アドレス帳にLinkedInに登録されている肩書きなどの情報が表示される。ビジネス向けとしては、さまざまな「EAS(Exchange ActiveSync)」ポリシーに対応可能となった。

 このほか、電子メールフォルダの検索、ブラウザ内ファイルダウンロード、Webページと電子メールでのコピー&ペースト対応などが加わっている。

 音楽では、「Amazon MP3 Store」の楽曲をWiFiに加え、3G経由でもダウンロード可能となった。米Appleが無効化した「iTunes」同期機能は更新されていない模様だ。

 Palmは25日、Mozilla Labsで「Bespin」などを立ち上げたDion Almaer氏とBen Galbraith氏を迎えたことを発表している。

米Palm
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