ファイルを安全に完全削除するツール「Eraser」のインストールと使い方 2ページ

基本的な使い方

 まずEraserを起動すると、タスクリスト画面が表示される(図4)。この画面には、削除対象や削除オプションといった情報(タスク)が一覧表示される。タスクは任意のタイミングで実行する「On-Demand」と、特定の日時に実行される「Scheduler」の2種類があり、それぞれウィンドウ左のアイコンをクリックすることで表示するタスクを切り替えられる。最初はOn-Demandが表示されており、ここに削除対象を追加し、「Run」、もしくは「RunAll」を実行すると実際に削除が行われる。

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図4 メイン画面にはタスクが一覧表示される

 タスクを追加するにはいくつかの方法がある。一番簡単なのは、削除したいファイルやフォルダをEraserのタスクリストの上にドラッグ&ドロップすることだ。これでファイルやディレクトリ以下を完全削除するタスクが作成される。作られたタスクのオプションはすべてデフォルトの物になっているので、もし変更が必要な場合はダブルクリックしてプロパティを開き、設定を行おう(図5)。

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図5 タスクのプロパティ。なお、「Task」-「NewTask」を使った追加時は空の内容が表示される

 また、タスクの追加はメニューバーの「Task」-「NewTask」、もしくはツールバーの「NewTask」からも行える。ここではファイルやディレクトリを削除するタスクだけでなく、ディスクの空きスペースをクリーンアップするためのタスクなども作成できる。また、オプションの指定も可能だ。このプロパティ画面は、追加されたタスクをダブルクリックすればいつでも開くことができる。

 なお、「Run」もしくは「RunAll」の実行時には最終確認が表示される。Eraserで削除してしまったファイルはゴミ箱には入らず、もう復元できないので、もう一度しっかりとタスクリストを確認してから「はい」を選択しよう(図6、7)。

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図6 タスクが投入された状態。これで「RunAll」を実行すると、順に処理が実行される
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図7 RunAllの最終確認画面。ここで「はい」を押せばファイルは本当に復元できなくなる

 削除中は進捗表示が行われ、完了時には統計レポートが出力される(図8)。Eraserの標準設定ではファイルに対して「Gutmann方式」と呼ばれる方法で35回もの上書き処理を行うため、ファイルサイズが大きい場合は時間がかかる点に注意しよう。あまりに時間がかかる場合は、設定から削除のアルゴリズムを変更すると良いかもしれない。もちろん、完全性を期す場合はファイルをGutmannアルゴリズムで削除した上で、空き領域についても同様に処理すると理想的ではある。

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図8 進行中の表示。時間がかかりすぎる場合は、一旦中止してアルゴリズムを変更してもよい

 また削除に失敗したファイルがある場合、レポート画面の下部に表示される(図9)。ここにファイルが表示された場合は、ファイルを開いているアプリケーションを閉じるなどしてから再度実行しよう

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図9 完了時の統計表示。失敗したファイルがないことを確認しておこう