Synergyの設定(クライアント側)
続いてクライアント側の設定を行う。クライアントの設定は単純で、クライアント側でSynergyを起動して「Use another computer's shared keyboard and mouse〔client〕」を選択し、「Other Computer's Host Name」にサーバーの名前を入れるだけだ。今回の例では「desktop」と入力する(図10)。
図10 Synergyのクライアント側の設定。接続するサーバーの名前を入力する
Synergyの接続テスト
最後に、接続のテストを行ってみよう。クライアント側で「Test」ボタンをクリックし、テスト接続を行う。このとき図11のように「NOTE: connected to server」とのメッセージが表示され、タスクバーの通知領域に「接続」アイコンが表示されたら成功だ。
また、サーバー側については「NOTE: accepted client connection」および「NOTE: client "laptop" has connected」といったデバッグメッセージが表示されれば成功だ(図12)。
図11 接続が成功したときのデバッグメッセージ(クライアント側)
図12 接続が成功したときのデバッグメッセージ(サーバー側)
テストが成功したら、いったんサーバー/クライアント側ともに「Stop...」ボタンでテストを停止させ、「Test」ボタンの隣にある「Start」ボタンを押す。ここで図13のようなメッセージが表示されるので、「OK」を押そう。これでSynergyのウィンドウは消え、タスクバーの通知領域にSynergyのアイコンが表示されるようになる。
図13 Synergy の起動後に出てくるウィンドウ。「OK」を押せばウィンドウがすべて消え、タスクバーの通知領域内にアイコンが表示される
Synergyを終了するときは、この通知領域内のアイコンを右クリックし、メニューから「Quit」を選べばよい。
Synergyを自動起動させる
PCの起動時にSynergyを自動起動させるには、Synergyのメインウィンドウで「AutoStart...」をクリックする。すると、「Auto Start」というウィンドウが表示されるので、ここで現在使用中のユーザーがログインした場合のみ自動起動を行う場合は「When You Log In」以下の「Install」ボタンを、すべてのユーザーで自動起動を行う場合は「When Computer Starts」以下の「Install」ボタンをクリックしよう(図14)。
図14自動起動を設定するウィンドウ。自分だけがSynergyを使う場合は左側の、コンピュータのユーザー全員が使う場合は右側の「Install」ボタンをクリックする
Synergyの制限
Synergyは複数のPCを同時に使う場合などに非常に有用だが、環境によっては利用できないケースもある。たとえば、Windows VistaのUACのウィンドウや、ウィルスバスターのようなセキュリティソフトのウィンドウの操作はSynergy経由では行えない。このような状況では、実際にPCに接続されているキーボードやマウスで操作する必要がある。
また、Synergyサーバーを動かすコンピュータにウイルス対策ソフトなどが入っていた場合、Synergyの動作に警告を出す場合があるので注意してほしい。
今回紹介したツール:Synergy
- 作者:ChrisSchoeneman
- 動作環境:Windows,MacOS,各種UNIX
- ライセンス:GPL、zlib/libpngLicense
- ホームページ: http://synergy2.sourceforge.net/
- ダウンロードページ: http://sourceforge.jp/projects/sfnet_synergy2/
