米Sun、「Solaris 10 10/09」を公開、ZFSでSSDをサポート

 米Sun Microsystemsは10月8日(米国時間)、Solaris OSの最新版「Solaris 10 10/09」を発表した。ZFS(Zettabyte File System)でのSSD機能統合などの機能強化のほか、性能と電力消費効率が改善されている。

 最新版では、ファイルシステムZFSで、データキャッシュや大容量トランザクションアプリケーション用としてSSD(フラッシュドライブ)を利用できるようになった。また、利用制限設定も改善されており、ファイルシステム、ユーザー、ユーザーグループなど柔軟な設定が可能という。

 管理者向け機能としては、アップグレードとパッチ処理プロセスの合理化で新機能が加わった。「Solaris Container」を実装した大規模なシステムで、パッチインストール向け自動フレームワーク、Solaris Containerに統合されている仮想化機能を使うなどしてインストールを効率化できるという。

 電力管理では、米Intelとの協業により、「Intel Xeon 5500」の最新技術を活用して電力消費を効率化する。Intelの省電力技術「Deep C-States」を利用、電源管理技術「Solaris Power Aware Dispatcher」がモニタリングして自動で最適化するため、性能を最大限にしつつ電力消費量を最小限に押さえることができるという。

 最新版はSunのWebサイトよりダウンロードできる。

米Sun Microsystems
http://www.sun.com/

「Solaris 10 10/09」ダウンロード
http://www.sun.com/software/solaris/get.jsp