台湾Openmoko、99ドルのWikipediaリーダー「WikiReader」を発表

 Linux携帯電話「FreeRunner」で知られる台湾Openmokoが10月13日(台北時間)、オンライン百科事典「Wikipedia」専用端末「WikiReader」を発表した。英語版のWikipediaコンテンツを閲覧できる。価格は99ドルで、専用WebサイトまたはAmazon.comで購入できる。

 WikiReaderは縦3.9インチ×横3.9インチ、厚さは0.8インチという手のひらサイズの端末に、Wikipediaコンテンツ300万を収録したWikipediaリーダー。画面は白黒で、タッチに対応、指でスクロールしたりタップして記事を選択できるという。画面下には、電源ボタンのほか、「検索」「履歴」「ランダム表示」の3つのボタンを配置した。バッテリ持続時間は500時間。コンテンツはMicroSDカードに収納されており、PCのMicroSDカードリーダー経由でコンテンツをアップデートできる。

 端末をデザインしたのは、元AppleのThomas Meyerhoffer氏。シンプルさを特徴とし、Webブラウジングではなく、Wikipediaの閲覧にフォーカスしたという。

 インターネット接続機能はなく、閲覧はオフラインとなる。ペアレンタルコントロール機能もあるため、子どもでも安心して利用できるという。

 端末の価格は99ドル。年間29ドルでOpenmokoより最新のMicroSDカードが郵送で受け取れるサービスも提供される。

台湾Openmoko
http://www.openmoko.com/

「WikiReader」専用サイト
http://thewikireader.com/