Mozilla、「Firefox 3.6」でWebフォントフォーマットWOFFに対応へ

 Mozillaは10月20日、最新のWebフォント形式「Web Open Font Format(WOFF)」への支持を正式に表明するとともに、次期版「Firefox 3.6」でWOFFサポートを実装する計画を発表した。

 WOFFは、フォントデザインの米Type SupplyやオランダLettErrorのデザイナーとMozilla開発者のアイディアをベースとしたWebフォントフォーマット。既存のフォントフォーマット「OpenType」や「TrueType」が利用するテーブルベースのsfnt構造を圧縮したものを利用する。

 Mozillaでは、WOFFを利用する利点として、圧縮により、TrueTypeやOpenTypeと比べて容量が縮小されることや、多くのフォントベンターがWOFFを支持しており相互運用性のあるWeb向けのフォントフォーマットとなる可能性がある点などを挙げている。WOFFの仕様はメタデータや個人利用のデータ構造を含むため、ファウンダリやベンダーはライセンス情報を記述できる。

 Mozillaは、「Firefox 3.5」でOpenTypeとTrueTypeをサポートしており、3.6以降はWOFFを実装する計画という。Firefox 3.6は、2009年11月にリリースの予定だ。

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