「OpenOffice.org」向けマウス「OpenOfficeMouse」が登場

 OpenOffice.orgとWarMouseは11月6日(イタリア時間)、18個のボタンやジョイスティックを搭載した多機能マウス「OpenOfficeMouse」を発表した。「OpenOffice.org」向けに最適化されているが、「Microsoft Office」やゲームなどの複雑なアプリケーションで利用できる。

 このマウスは、ゲーム設計者がゲーム向けにデザインしていたマウスがベースとなっている。マウスからアプリケーションの機能に直接アクセスできることは非ゲームアプリケーションにもメリットがあると判断し、OpenOffice.org向けに最適化することにしたという。OpenOffice.orgだけでなく、MS Officeや「Adobe Photoshop」、「Autodesk AutoCAD」などの複雑なソフトウェアにも最適としている。

 18個のプログラム可能なボタン(すべてダブルクリック対応)とアナログジョイスティックを装備し、512KBフラッシュメモリを搭載した。ワイヤレス機能はない。専用の設定ソフトウェアを利用して、プロファイルを好みに合わせて自由にカスタマイズでき、最大63のプロファイルを設定できる。出荷時は「OpenOffice.org 3.1」の利用データを基に、5つの著名アプリケーション向けのプロファイルがデフォルトで用意されている。この設定ソフトウェアは、2010年第1四半期にGPL v3の下で公開する予定という。

 このマウスではジョイスティックを「Calc」や「Excel」のシートで矢印キー代わりに利用したり、Autodeskの「3D Studio Max」で3Dオブジェクトを回転させるなど、さまざまなことに利用できるという。アナログジョイスティックをキーボードのように利用できる初のマウスとしている。

 OSはWindows、Linux、Mac、PlayStation 3に対応、価格は74.99ドルとなっている。OpenOfficeMouse専用サイトが立ち上がっており、同サイト経由で購入可能となる予定だ。

OpenOffice.org
http://www.openoffice.org/

OpenOffice Mouse(OOMouse)
http://www.openofficemouse.com/