「Nokogiri」関連のバグを修正、「Ruby on Rails 2.3.5」がリリース

 オープンソースのWebアプリケーション開発フレームワーク「Ruby on Rails」のコアチームは11月30日、最新版「Ruby on Rails(RoR) 2.3.5」を公開した。バグ修正のためのマイナーリリースとなり、Ruby 1.9との互換性改善などが強化点となる。

 RoRはRubyで書かれたWebフレームワーク。最新版はバグ修正を中心としたマイナーリリースで、2.3系と完全な互換性を持つ。セキュリティ関連では、strip_tagsにおける脆弱性が修正された。

 また、Ruby 1.9との互換性に関連する複数のバグも修正された。さらにRailsXssプラグインに対応、同プラグインをインストールしすることで、テンプレートエンジン「ERB」をRuby on Railsバージョン3.0での導入が予定されているeRubyテンプレートエンジン「Erubis」に置き換えられるという。

 そのほか、デフォルトのXMLパーサーとしてREXML以外も利用可能となった。REXMLよりも高速な「Nokogiri」に関連するバグも修正された。これにより、頻繁にXMLパーシングを行うアプリケーションなどでは必要に応じてNokogiriに移行できる。

Ruby on Rails.org
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