portsによるパッケージ管理
FreeBSDではパッケージ管理システムとして、バイナリパッケージのダウンロードやインストールが行える「packages」と、ソースファイルのダウンロードからコンパイル、インストールまでを自動で実行する「ports」が用意されている。いずれも依存関係が判断され、必要なパッケージがあればそれらもインストールされる。ここでは、portsによるインストール方法を紹介しよう。
最新のportsコレクションはFreeBSDのFTPサーバにtar.gz形式でアップされている。まずfetchコマンドなどでこれを取得し、/usrディレクトリ以下に展開する。
# fetch ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/ports/ports/ports.tar.gz ←tarボールを取得 ports.tar.gz 100% of 44 MB 453 kBps 00m00s # tar -zxvf ./ports.tar.gz -C /usr/ ←/usrディレクトリに展開 x ports/ x ports/Mk/ x ports/README
これで/usr/portsディレクトリ以下にカテゴリごとに分かれたportsコレクションが展開される。
たとえばbashの場合は/usr/ports/shells/bashにファイルが展開される。
# ls /usr/ports/shells/bash Makefile files pkg-descr pkg-plist distinfo pkg-deinstall pkg-install
続いてインストールしたいパッケージのディレクトリに移動し、makeコマンドを実行することでソースの取得およびコンパイルを実行できる。最後にmake installコマンドを実行すれば、バイナリのインストールが行われる。たとえばbashをインストールするには、次のようにする。
# cd /usr/ports/shells/bash ←bashディレクトリに移動 # make ←ソースの所得からコンパイルまでを実行 ===> Vulnerability check disabled, database not found => bash-4.0.tar.gz doesn't seem to exist in /usr/ports/distfiles/bash. => Attempting to fetch from http://ftp.gnu.org/gnu/bash/. bash-4.0.tar.gz 17% of 6084 kB 355 kBps : : # make install ←インストールを実行 ===> Installing for bash-4.0.35 : :
GNOME環境の設定
次に、X Window Systemおよび日本語デスクトップ環境のGNOME2.26.3を利用する手順を示そう。必要なソフトウェアを前述のportsからインストールしても良いが、コンパイルにかなりの時間を要するので、特に理由がなければバイナリパッケージであるpackagesを利用すると手軽だ。packagesのインストールは「pkg_add」コマンドで行えるほか、sysinstallコマンドを実行してメニューから「Configure」−「Pacakges」を選択してパッケージを選択することもできる。ただしその場合、インストールDVDには日本語入力システムなどのパッケージが含まれていないため、「Choose Install Media」画面では「FTP」を選択し、パッケージの取得元をFTPサーバーに設定する必要がある。
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| 図3 「Choose Installation Media」でインストールメディアとしてFTPサーバーを選択する |
続いてサーバーを選択し、インデックスの取得が完了すると「Package Selection」画面が表示されるので、ここでパッケージを選択してインストールを行う。
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| 図4 「Package Selection」画面 |
日本語GNOME環境の構築に必要なパッケージは以下の表1の通りだ。
| パッケージ名 | 説明 |
|---|---|
| x11/xorg | Xorg7.42 |
| gnome/gnome2 | GNOME 2.26 |
| japanese/ja-font-ipauigotic | IPAフォント |
| japanese/ja-scim-anthy | SCIM + Anthy日本語入力システム |
