クリエイター向けのディストリビューション「Puredyne 9.10」

 Puredyne Teamは1月16日、マルチメディアディストリビューションの最新版「Puredyne 9.10」(開発コード名「Carrot and Coriander」)を公開した。WebサイトよりライブCD/DVDイメージを入手できる。

 Puredyneは、Ubuntu 9.10とDebian Liveをベースに、グラフィック、オーディオ、動画、ストリーミングの各分野のソフトウェアを加えてミニマルなパッケージにしたディストリビューション。英Canonicalのソフトウェア開発支援サービスLaunchpadおよびBazaarを利用して開発されている。

 「Pure Data」や「Supercollider」、「Icecast」、「Csound」、「Fluxus」、「Processing」、「Arduino」などのソフトウェアを搭載、リアルタイムでのオーディオ/ビデオ処理に最適化されており、マルチメディアを多用する作業で要求される高いレスポンスを特徴とする。

 最新版は、Ubuntuベースの初のリリースとなり、64ビットに対応した。Debianのlive-helper上で動くスクリプト「Broth」を導入、ISOやライブUSBを作成できるもので、フォークを容易に作成できるという。すでに2種類のディストリビューションが作成されているという。

Puredyne Team
http://puredyne.goto10.org/

「Puredyne 9.10」ダウンロード
http://puredyne.goto10.org/download.html