仏Talend、オープンソースのマスターデータ管理「Talend MDM」

 仏Talendは1月25日(米国時間)、オープンソースのマスターデータ管理(MDM)「Talend MDM」を発表した。初の包括的なオープンソースMDMとしている。GPLライセンスで提供されるコミュニティ版は同社Webサイトより入手できる。

 Talend MDMは、データ統合、データ品質、マスターデータ向けの包括的なソリューション。単一のプラットフォーム上でデータのモデルとマスターデータ管理を行うもので、MDMの実装を簡素化し、柔軟性のあるシステムを構築できるという。

 顧客や製品だけでなく、あらゆるデータドメインのモデル化とマスター化を迅速に行うXMLベースの「Active Data Model」により、システム全体でのアクセスを改善し、信頼性を強化する。このほか、モデル主導型の統合、マスターデータ品質、マスターデータを保守するデータスチュワードなどの機能を持つ。土台となる「Talend Studio」は、役割ベースのセキュリティを持つプラットフォームで、直感的な管理インタフェース、コードジェネレーターなどの機能を提供する。

 データ標準化、データクレンジングなどを含まない簡易版のCommunity Editionは、同社Webサイトより無償でダウンロードできる。有料版のEnterprise Editionはサブスクリプション形式で提供される。

仏Talend
http://www.talend.com/

「Talend MDM 3.2 Community Edition」ダウンロード
http://www.talend.com/download.php