米Nexenta、重複排除を追加したZFSベースのストレージソフト「NexentaStor 3.0」

 米Nexenta Systemsは3月2日(ドイツ時間)、ZFSベースのストレージソフトウェアの最新版「NexentaStor 3.0」と仮想管理プラットフォーム「Nexenta Virtual Machine Datacenter(VMDC)3.0」を発表した。

 NexantaStorはオープンソースのファイルシステムであるZFSをベースとした商用ソフトウェア。オープンソースプラットフォームの「Nexendta Core」を土台とし、x86サーバーで動作する。

 最新版では、重複排除と米Microsoftのハイパーバイザー「Hyper-V」のサポートが加わった。ストレージリソースを効率化できる重複排除機能と圧縮や双方向レプリケーションを組み合わせることで、エンドツーエンドでのデータ一貫性やI/Oスループットなどを改善するという。仮想化ではすでに対応済みのVMwareとCitrix Xenに加え、Hyper-Vを新たにサポートする。これにより、主要仮想化技術を統一環境でサポートした初のファイルシステムになるとしている。

 このほか、高可用性機能の使い勝手を改善、10ギガビットイーサネットなどのハードウェアサポートも強化されている。

 提供は3月中に開始する。容量制限(4TBまで)のある開発者エディション、トライアル版は同社のオープンソースサイトよりダウンロードできる。

米Nexenta Systems
http://www.nexenta.com/

Nexanta.org
http://www.nexenta.org/