オープンソースプロジェクトの8割がWindows互換

 オープンソースソフトウェアプロジェクトを支援する米Geeknetによると、自社がホスティングするオープンソースソフトウェアのうち82%がWindowsに対応しているという。オープンソースエコシステムにおいてWindowsは大きな役割を占めているとしている。

 Geeknetの最高製品責任者、Scott Collison氏が3月9日付けで明らかにした。GeeknetはSourceForege.netやSlashdot、ThinkGeek、Ohloh、Freshmeetなどのオープンソース支援サイトを運営する企業。2009年11月にSourceForgeから社名を変更した。

 2009年末時点で、Geeknetでホスティングしている43万3000万のオープンソースソフトウェアのうち82%がWindowsに対応しているという。なお、プラットフォーム非依存のものは約68%、POSIX(UNIX/Linux)対応は約95%だった。Windowsに対応しているソフトウェアの比率は、2005年の72%から10ポイントの増加となり、数にして35万のオープンソースソフトプロジェクトがWindowsにも対応していることになる。

 SourceForgeで最もダウンロードが多いトップ10(eMuleAzureus/VuzeAres Galaxyなど)の全てがWindows環境で動作し、またトップ25のうち23がWindowsに対応しているという。

 Geeknetはまた、新規プロジェクトの60%以上がWindowsに対応し、さらにプラットフォームに依存しないものは65%を上回るとも報告している。スクリプト言語の流行などの影響から、プラットフォームに依存しないプロジェクトが増加しているとのこと。

米Geeknet
http://geek.net/