BitTorrent連携やYouTubeのHD動画ダウンロード機能を備えた動画プレーヤー「Miro 3.0」リリース

 非営利団体のParticipatory Culture Foundationは3月25日、オープンソースの動画プレイヤー「Miro 3.0」を公開した。Windows XP/Vista/7、Mac OS X 10.4以降、Ubuntu等各種Linuxで利用できる。

 Miroはオープンソースの動画プレイヤーで、H.264やWMV、DivX、AVI、QuickTime、Flash Videoといった主要なビデオコーデックをサポート、プレイリスト機能やHDD内の動画を検索できるライブラリ機能などが特徴。また、動画のダウンロード機能やBitTorrentクライアント機能も備えており、BitTorrentで公開されている動画についても簡単にダウンロードして再生できるという。そのほか、RSSを使用して動画を配信する「Video RSS」経由での動画ダウンロードやPodCastのダウンロード、YouTubeやHuluといった動画サイトで公開されている動画の検索/ダウンロード機能なども搭載している。

Miro 3.0
Miro 3.0のVideo RSS閲覧画面

 Miro 3.0では字幕機能も強化され、動画ファイル内に組み込まれた字幕のほか、独立した字幕ファイルをロードすることも可能。性能も強化され、BitTorrentでのダウンロードやファイルの削除も効率化された。タイトルや記述などのファイル情報の編集も容易になっている。

 また、開発チームは同日、ビデオコンバータ「Miro Video Converter」も公開した。AVIやH.264、MOV、WMVなどさまざまな形式の動画をMP4およびOgg Theora形式に変換できる。Nexus OneやG1といったAndroid端末やiPhone/各種iPod、PSP向けフォーマットへの変換にも対応する。また、「高品質のOgg Theora動画に変換できる唯一のデスクトップアプリケーションである」ともうたわれている。

 Miro 3.0はWindows XP/Vista/7およびMac OS X 10.4以降、Linuxに対応。また、Miro Video ConverterはWindowsとMacに対応する。

Participatory Culture Foundation
http://participatoryculture.org/

「Miro 3.0」ダウンロード
http://getmiro.com/download/

「Miro Video Converter」ダウンロード
http://www.mirovideoconverter.com/