最終版となるSunbird 1.0 ベータ1公開、既存ユーザーはLightningへの移行を推奨

 Mozilla Calendar Projectは4月2日、オープンソースのカレンダーアプリ「Sunbird 1.0 ベータ1」をリリースした。Windows、Mac OS X、Linux(32ビットと64ビット)に対応、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 Sunbirdは「Mozilla Toolkit」をベースとしたスタンドアロンのカレンダーアプリケーション。バージョン0.9から1年半ぶりのリリースとなり、500以上のバグを修正した。

 Sunbird 1.0 ベータ1では単一のイベントに対し複数のアラートを設定可能となったほか「CalDAV」対応を強化、CalDAVサーバーとの相互運用性も強化された。アプリケーション全体の安定性、性能、メモリ使用量も改善された。言語は日本語を含め37言語をサポートする。

 なお、Sunbirdの機能はThunderbirdのカレンダー拡張「Lightning」やカレンダー機能を含むインターネット統合アプリケーション「SeaMonkey」などと重複するため、Mozilla Calendar Projectは今後Lightningに開発作業を集約することを明らかにしていた。それに基づき、開発チームはSunbird 1.0 ベータ1が公開版の最終リリースになるとし、ユーザーに対してはThunderbird 3.0とLightning 1.0ベータ1へのアップグレードを推奨している。

Mozilla Calendar Project
http://www.mozilla.org/projects/calendar/

「Sunbird 1.0」ベータ1ダウンロード
http://www.mozilla.org/projects/calendar/sunbird/