最適化機能の強化や最新言語機能サポートが追加された「GCC 4.5」リリース

 GNU ProjectとGCC開発者は4月14日、オープンソースのコンパイラスイート「GNU Compiler Collection(GCC) 4.5.0」をリリースした。

 2009年4月に「GCC 4.4」を公開して以来のメジャーリリースとなる。数値演算ライブラリとして新たにMPCライブラリを採用、コンパイル時の複雑な算術演算の精度を改善するという。このほか、Link-Time Optimizerオプションの追加など、多数の強化が加わっている。

 言語はC、C++、Java、Ada、Fortranなどをサポートする。C++では、次期ISO C++規格「C++0x」の実験的サポートを強化し、ラムダ関数(無名関数)やraw stringのサポートなども追加された。ラインライムライブラリのlibstdc++でもC++0xを実験的サポートし、実験的なプロファイルモードが加わった。

 ターゲットプラットフォームでは、新たにARMの「Cortex-M0」「Cortex-A5」、MIPSの「MIPS 1004K」、東芝「Media embedded Processor(MeP)」などに対応する。一方で、「Solaris 7」「IRIX」(6.5以前)、「Tru64 UNIX」(5.1以前)などはサポート対象から外れている。

 ライセンスはGNU General Public License(GPL)v3、プロジェクトのWebサイトより入手できる。

GNU Compiler Collection
http://gcc.gnu.org/