米VMwareとSalesforce、Javaアプリ向けクラウドソリューション「VMforce」を発表

 米Salesforce.comと米VMwareは4月27日(米国時間)、Java開発向けのクラウドサービス「VMforce」を発表した。「SpringFramework」などのJava開発技術、仮想化技術、クラウド実装技術を組み合わせ、Java開発者と企業に包括的なソリューションを提供する。

 VMforceは、Javaアプリケーション専用の開発、運用、管理、実装環境。Salesforceがビジネスサービス開発プラットフォーム「Force.com」で提供する物理インフラ上に、仮想プラットフォーム「vSphere」と管理技術「vCloud」を載せ、開発技術として、SpringFrameworkとSprinSourceのアプリケーションサーバー「tc Server」を提供する。

 POJO、JSP、JavaサーブレットなどのJavaコードをサポートした。SpringSourceのJava開発ツール「SpringSource Tool Suite」を統合することで、開発者はVMforceアカウントをローカルのTomcatインスタンスのように扱うことができるという。ドラッグ&ドロップでアプリケーションを実装し、データを「Force.com Database」に保存することも可能。Force.comのコラボレーションアプリ「Chatter Services」を組み込みソーシャル機能を加えることもできる。

 VMforceの価格は未定、2010年中に開発者向けプレビューを公開する予定だ。

米Salesforce.com
http://www.salesforce.com/

米VMware
http://www.vmware.com/