米Google、最新の安定版「Chrome 5.0」をWindows、Mac、Linux向けにリリース

 米Googleは5月25日(米国時間)、オープンソースのWebブラウザの最新安定版「Google Chrome 5.0.375.55」を公開した。Windows、Mac OS X、Linuxの3つのOS向けに同時にリリースとなった。Google ChromeプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 最新版では、ブックマークに加え、テーマ、ホームページ、起動設定、ページ拡大などの設定を同期できるようになった。Geolocation API、App Cache、Webソケット、ファイルのドラッグ&ドロップなどのHTML 5機能を搭載し、ブックマーク管理機能も改善した。拡張では、拡張管理よりシークレットモードで利用可能となった。

 速度では、2008年9年のベータ版と比べ、V8ベンチマークでは213%高速に、SunSpiderでは305%高速となり、これまでで最速としている。このほか、危険度の高い脆弱性2件を含む7件の脆弱性を修正した。

 5月上旬にリリースしたベータ版で統合した「Adobe Flash Player」は、今回の最新安定版では統合されていない。米Adobe Systemsが「Flash Player 10.1」正式版がリリースされた後に対応するとしている。

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