分散バージョン管理「Mercurial 1.6」がリリース

 Mercurial Projectは7月1日、オープンソースの分散バージョン管理システムの最新版「Mercurial 1.6」を公開した。Windows、Mac OS X、Linux、OpenSolarisなどに対応、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 MercurialはPythonで書かれた分散ソースコード管理ツール。分散アーキテクチャ、拡張性、速度、プラットフォーム独立性などを特徴とする。

 バージョン1.6では、ブックマークがプッシュ可能となり、レポジトリ間でプッシュとプルを利用したブックマーク同期が可能となった。コア部分では、リビジョンを特定するリビジョンクエリ言語が新たに加わっている。

 hgwebでは、hgweb.cgiとhgwebdir.cgiをマージさせて簡素化した。hgweb.cgiではヘルプポインタが追加されている。テンプレーターの性能を強化し、自動でフリーのポート番号を選択するよう指定する–port=0が可能となった。

 利用には、Python 2.4またはそれ以降が必要。

Mercurial
http://mercurial.selenic.com/