素人でもAndroidアプリを開発できる? Googleが開発ツール「App Investor」を公開

 米Googleは7月12日、モバイルプラットフォーム「Android」向けのアプリケーション開発環境「App Inventor for Android」を一般向けに公開すると発表した。プログラミングの知識がない人でもAndroidアプリを開発できるという。

 App Inventor for Androidは、Webベースのビジュアルプログラミングツール。Google Labsが開発し、これまで米国の学校でテストを行ってきた。

 マサチューセッツ工科大学(MIT)のグラフィカルなプログラミングブロックシステム「Open Blocks」を土台とし、コンパイラは「Kawa Language Framework」やSchemeを利用した。情報の保存、アクションの繰り返し、一定の条件下でアクションを実行、など事前に定義されたブロックを利用して、容易にアプリケーションを構築できる。TwitterなどのWebサービスとやりとりするためのブロックもあるという。GPSロケーションセンサー、アクセラレータ、通話やテキストメッセージなどのテレフォニー、パーシスタントストレージなどの機能を利用したアプリケーションを構築できる。

 Windows、Mac OS X、Linuxに対応、利用にはJava 6が必要。Googleでは現在、インビテーションリクエストを受け付けている。

米Google
http://www.google.com/

「App Investor for Android」
http://appinventor.googlelabs.com/