米Kaltura、オープンソースの動画サイト構築システム「Kaltura Community Edition 2.0」をリリース

 米Kalturaは7月21日(米国時間)、オープンソースの動画プラットフォーム「Kaltura Community Edition 2.0」を発表した。分析や検索エンジン最適化(SEO)などの機能が加わっている。

 Kaltura Community Editionは動画管理、パブリッシュ、メタデータ抽出、外部サイトとの連携、広告表示などの機能を持つオンライン動画プラットフォームで、動画公開/共有サイトなどの構築に利用できる。大規模なシステムにも対応できるシステムモニタリング/管理機能や、複数サイト運営/マルチアカウント機能などOEMやサービスプロバイダ向けのツールも含まれている。

 再生プラットフォームとしてはFlashやSilverlight、HTML 5などをサポート、WindowsおよびLinux環境の両方にインストールできる。DrupalやJoomla、WordPress、Elggなどのコンテンツ管理システムとの統合機能も搭載している。

 Kaltura Community Edition 2.0では、動画分析、アクセス制御とスケジュールといった機能のほか、SEO向けのツールも導入された、管理コンソールも強化され、マルチパブリッシャーの対応、バッチプロセス制御などが可能になった。

 Kalturaによると、2009年7月にバージョン1.0が公開されて以来、ウィジェットなどの管連ツールを合わせた合計のダウンロード数は12万回を上回ったという。現在、7万以上のWebパブリッシャーがKalturaの技術を利用しているとのこと。

米Kaltura
http://www.kaltura.com/

「Kaltura Community Edition 2.0」ダウンロード
http://www.kaltura.org/downloads