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テキストやソースコードを比較して相違点を表示するグラフィカルなdiffツール「WinMerge」

2010年07月26日 21:00 二瓶亮史 1 2 3

 プログラムの開発やHTMLの編集をする際に有用なツールの1つに、diffツールと呼ばれる、2つのファイルを比較してその相違点を表示するツールがある。ファイルの変更・修正点を確認したり、作業の進行状況をチェックするために使われており、特に複数人が関わる開発では必須ともいえるツールだ。今回紹介する「WinMerge」は、Windows向けの多機能かつ使いやすいdiffツールだ。

 WinMergeはテキストの差分をとるだけではなく、比較したファイル間で異なっている個所を互いにコピーして修正したり、フォルダ内のファイルの有無を比較する機能なども備えている。また、プラグインで対応するファイル形式を拡張でき、たとえばWordやExcelの文書ファイルやPDF、パワーポイント、果ては一太郎の文書ファイルまでも比較できてしまう。操作性も高く、内容に違いのある行は色分け表示されるためとても分かりやすい。プログラミングにとどまらず、ビジネス文書の校正を行うような状況でも役立つため、技術者以外にもぜひ試してもらいたいツールだ(図1)。

図1 非常に豊富な機能を持つテキスト比較ツール「WinMerge」
図1 非常に豊富な機能を持つテキスト比較ツール「WinMerge」

 なお、WinMergeではPCのハードディスクにインストールして利用する通常版のほか、USBメモリにインストールして持ち運べるPortable版(WinMerge Portable 改造版)も用意されている。どちらもユーザーインターフェイスは日本語化されているので、目的や使用シーンに合わせたものを選択しよう。

WinMergeのインストール

 WinMergeはSourceForge.JPのWinMergeダウンロードページから入手できる。ダウンロードページの上部には「最新ファイル(5件)」が表示されるが、こちらは不安定な実験版が並んでいる場合があるので、その下にある「Stable versions」からファイルを選択しよう(図2)。

図2 「1. Stable versions」をクリックし、ここからもっともバージョン番号が新しいものを選択してダウンロードする
図2 「1. Stable versions」をクリックし、ここからもっともバージョン番号が新しいものを選択してダウンロードする

 WinMergeのインストーラは一般的なウィザード形式で、指示に従って必要な設定を行い、「次へ」をクリックして行けばよい。途中の「コンポーネントの選択」画面では、デフォルトでは「フィルタ」および日本語言語ファイルのみが選択されているが、必要に応じて言語ファイルやプラグインを追加しよう(図3)。

図3 必要に応じてインストールするコンポーネントを追加する。プラグインをインストールすることで、Word/Excelファイルの比較も可能になる
図3 必要に応じてインストールするコンポーネントを追加する。プラグインをインストールすることで、Word/Excelファイルの比較も可能になる

 「追加タスクの選択」画面では、エクスプローラのコンテキストメニューに「WinMerge」メニューを追加したり、TortoiseSVNとの連携機能などを設定できる(図4)。

図4 「エクスプローラのコンテキストメニューに追加」をOnにすると、エクスプローラのショートカットメニューからWinMergeを実行できるようになる
図4 「エクスプローラのコンテキストメニューに追加」をOnにすると、エクスプローラのショートカットメニューからWinMergeを実行できるようになる

WinMerge Portable 改造版のインストール

 WinMerge Portable 改造版はSourceForge.JPのWinMerge Portable 改造版ダウンロードページから入手できる。ページには最新版のインストーラのみが表示されているので、Windowsマークとともに「DL」と書かれたアイコンをクリックしてダウンロードしよう(図5)。「WinMerge-バージョン番号-Setup.exe」がインストーラなので、これをダウンロードすればよい。

図5 ダウンロードは「DL」をクリックするだけだ
図5 ダウンロードは「DL」をクリックするだけだ

 インストーラは「PortableApps.com」互換のウィザードである。基本的には通常のウィザード同様に「次へ」をクリックして進めればよいが、インストール先の指定画面では「参照」をクリックしてUSBメモリのドライブを指定しよう。ドライブを選ぶと標準のフォルダ名が自動で付加される(図6)。

図6 インストーラを実行したら「Japanese」を選択して「OK」をクリックする
図6 インストーラを実行したら「Japanese」を選択して「OK」をクリックする
図7 「参照」をクリックしてUSBメモリのドライブを指定する。指定しないと導入できないので注意
図7 「参照」をクリックしてUSBメモリのドライブを指定する。指定しないと導入できないので注意

 起動するにはUSBメモリ内のインストールしたフォルダにある「WinmergePortable.exe」を実行すればよい。環境に応じてANSI版かUNICODE版が自動で選択される(図8)。

図8 WinmergePortable.exeをダブルクリックすると起動できる
図8 WinmergePortable.exeをダブルクリックすると起動できる
最終更新:2010年09月25日 17:08