米Novell、Linuxアプライアンスの情報を扱うフォーラム「SUSE Gallery」をオープン

 米Novellは7月27日(米国時間)、Linuxソフトウェアアプライアンスの情報を扱うオンラインフォーラム「SUSE Gallery」を開設したことを発表した。開発者は、「SUSE Studio」を使って構築したLinuxアプライアンスを同ギャラリーで公開できる。

 Novellは2009年に「SUSE Appliance Program」を立ち上げ、OSとアプリケーションがセットになったアプライアンスを開発できるSUSE Studioを公開した。SUSE StudioはWebベース、容易な開発を特徴とし、開発したアプライアンスをWebブラウザのウィンドウ内でテストできる「SUSE Studio Testdrive」などの機能もある。利用は無料。現在8万人以上の開発者がSUSE Studioに登録しており、41万5000以上のアプライアンスが構築されたという。

 SUSE GalleryはSUSE Appliance Programを拡充するもので、SUSE Studioを使って構築したアプライアンスの公開、共有、プロモーションなどの場とする。販売を目的としたマーケットプレイスではなく、フォーラム的なものと位置づけている。

 SUSE Galleryの開設を記念して、初の年次表彰プログラム「The Dister Awards」を展開する。SUSE Studioベースのアプライアンスの中から最も革新的なアプライアンスを選ぶもので、コミュニティ向けと商用向けの2カテゴリを用意し、それぞれ賞金1万ドルを授与する。期間は2010年7月27日から同9月30日まで。詳細は専用Webページに記載されている。

米Novell
http://www.novell.com/

SUSE Gallery
http://susestudio.com/

The Dister Awards
http://www.novell.com/promo/suse/the-disters-contest.html