米Acquia、企業向けDrupal「Drupal Commons 1.0」を無償公開

 米Acquiaは8月4日、オープンソースのコンテンツ管理システム「Drupal」を企業向けにパッケージした「Drupal Commons 1.0」を発表した。GPL v2で公開、同社Webサイトより無償でダウンロード・利用できる。

 Drupal Commonsは企業向けのDrupalで、社内と社外の両方のコミュニティ活動に利用できる。登録、プロフィール作成・管理、グループ作成、フォーラムなどのソーシャル機能を提供するほか、企業内のCRMやLDAPシステムとの統合が可能で、サイトの活動を追跡する分析機能もある。Drupal同様オープンソースで、ライセンスコストなしにDrupalのモジュールやAPIを利用できる。

 AcquiaはDrupalの創始者であるDries Buytaertが創業しCTOを務めるDrupalの商用サポート企業。Acquiaによると、企業のDrupalへの関心は高いが、パッケージソリューションとしてではなく開発フレームワークとして認識されているため、企業から敬遠される傾向があるという。完成した製品として提供することで、企業ユーザーにアピールする狙い。

 Drupal CommonsはAcquiaの専用ページより入手できる。

米Acquia
http://acquia.com/

「Drupal Commons」ダウンロード
http://acquia.com/products-services/drupal-commons