AxCryptの高度な使い方
暗号化か暗号解除を行う際に「Remenber this for decryption」にチェックを入れておくと、入力したパスフレーズが一時的にメモリへ記憶され、以降パスフレーズを入力しないでも暗号解除できるようになる。また「Use as default for encryption」にチェックを入れると、入力したパスフレーズがデフォルトに設定され、以降に暗号化するファイルはすべてこのパスフレーズが使われるようになる。記憶されたパスフレーズはPCの電源を切るかログオフすると抹消されるほか、コンテキストメニューの「AxCrypt」−「Clear Passphrase Memory」を選択することでも消せる。多数のファイルをまとめて処理するときに使うと便利だ(図12、13)。
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| 図12 2つのチェックボックスにチェックを入れるとパスフレーズが記憶される |
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| 図13 記憶したパスフレーズはコンテキストメニューからクリアーできる |
ファイルのコンテキストメニューから「AxCrypt」−「Encrypt a copy」を選択すると、元のファイルを削除しないまま暗号化ファイルを作成できる。暗号化したファイルを人に受け渡したいときなどに使うとよい。また、コンテキストメニューから「AxCrypt」−「Encrypt copy to .EXE」を選択すると自己暗号解除形式のファイルを作成できる。実行形式のファイルが出力されるので、AxCryptがインストールされていないPCでも暗号解除が可能だ(図14)。
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| 図14 自己暗号解除ファイルは実行するとこのような画面が表示される |
より強固な暗号化を望むなら、パスフレーズの代わりに特定のファイルを暗号化の鍵にする、キーファイル形式の暗号化を行うとよい。ただしキーファイルを消去したり破損してしまうと暗号解除が行えなくなるので、ファイルは別途USBメモリなどに保存しておくのがおすすめだ。利用するにはまずコンテキストメニューから「AxCrypt」−「Make Key-File」を選択してランダムな文字列が書かれたテキスト形式のキーファイルを作成しよう(図15)。
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| 図15 コンテキストメニューからキーファイルの作成を選ぶと注意画面が表示されるので「OK」をクリックして保存しよう |
キーファイルが作成できたら、暗号化したいファイルを右クリックし、通常通りに暗号化確認画面を表示する。パスフレーズの入力欄は空欄のまま「Key-File」の「...」をクリックして、作成したキーファイルを指定する。「OK」をクリックするとキーファイルによる暗号化が行われる。暗号解除も同様の操作で実行できる。なお、キーファイルにはAxCryptで作成したテキストファイル以外を指定することも可能だ。筆者の環境ではJPEGファイルやEXEファイルなどでも問題なく暗号化できた(図16)。
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| 図16 「Key-File」で作成したキーファイルをしよう |
AxCryptにはファイルの完全削除機能が搭載されている。暗号化に使った一時ファイルや、暗号化前のファイルを復元できないようにするために内部で使われている機能だが、単独でも利用可能だ。専用のツールを導入しなくても機密ファイルの処理ができる。操作はコンテキストメニューから「AxCrypt」−「Shred and Delete」を選択し、警告画面で「はい」をクリックするだけだ(図17)。
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| 図17 Shred and Deleteを選んで警告画面で「はい」をクリックすると復元不能な状態に削除できる |
今回紹介したツール:AxCrypt
- 作者:Axantum Software
- 動作環境:Windows
- ライセンス:GPLv2
- ホームページ:http://www.axantum.com/AxCrypt/Default.html
- ダウンロードページ:http://sourceforge.jp/projects/sfnet_axcrypt/
