「Apache CouchDB」のAndroid向け初期実装が公開

 ドキュメント志向データベース「Apache CouchDB」の専業ベンダー米Couchioは8月10日(米国時間)、AndroidでCouchDBを利用できる「CouchDB SDK for Android」を発表した。Androidアプリ開発者は同SDKを利用して、モバイル同期を組み込める。

 CouchDBはErlangで記述されたドキュメント指向データベース。Apache Software Foundationでオープンソースプロジェクトとして開発が進んでいる。

 Couchioが開発したAndroid対応版は、CouchDBのPtoP同期機能を活用してCouchDBサーバーと同期するもので、開発者はSDKを利用してWebまたはネイティブアプリケーションに同期機能を組み込める。プラットフォーム間の自動同期機能などにより、ネット回線が遅い、あるいはオフライン時でも利用できるという。

 CouchDB SDK for AndroidはAndroid 2.1/2.2に対応、「Android Marketplace」よりダウンロードできる。現在バージョン0.5.0で、モバイル端末のパフォーマンス向けに最適化されていないなど、まだ初期段階にあるとしている。

 米Hewlett-Packardの「WebOS」がCouchDBによる同期機能サポートを明らかにしているという。

米Couchio
http://www.couch.io/