JavaScriptによるサーバーサイドプログラミングを可能にするフレームワーク「node.js 0.2.0」リリース

 node.jsの開発者Ryan Lienhart Dahlは8月20日、JavaScriptでサーバーサイドプログラミングを可能にするフレームワーク「node.js 0.2.0」をリリースした。多くのバグ修正が加えられているほか、使用しているJavaScriptエンジン「V8」のアップデートなどが行われている。

 node.jsは「Evented I/O for V8 JavaScript」とうたわれているWebアプリケーション用フレームワーク。JavaScriptエンジンにはGoogleのV8を使用し、ファイルシステムアクセス、暗号化、タイマー、ストリーム処理などを含むHTTPベースのサーバー/クライアントを実装するためのAPIが提供されている。

 node.jsを利用することで、JavaScriptでサーバーサイドプログラムを実装できる。「高負荷下でも効率よく動作する」としており、またI/O処理関連関数をを含むすべての関数がスレッドをロックしない仕様となっているためデッドロックが起こらない点も特徴。これにより、高速なシステムを容易に開発できるとしている。

 動作環境はLinuxおよびMac OS X、Solaris、Windows(Cygwin)、FreeBSD、OpenBSD。また、ビルドにはPython 2.4以上が必要。

node.js
http://nodejs.org/