多種多様なメディアやファイルに対応する動画プレイヤー「Media Player Classic – Home Cinema」 3ページ

MPC-HCの設定を変更する

 MPC-HCののメニューバーから「表示」-「オプション」を選ぶと設定画面が表示される。設定できる項目は多岐にわたっているが、ここでは主要な項目だけをかいつまんで紹介する。まずは家電DVDプレイヤーにあるレジューム再生機能を有効にする。左のツリーから「プレーヤー」を選択し、「履歴」から「最近開いたファイルの履歴を保存」、「DVDの再生位置を記憶」、「ファイルの再生位置を記憶」にチェックを入れよう。この設定をしておくと、閉じた動画を再び開いたとき、前回終了した時点から続けて再生できる。長尺の動画を見るときには非常に重宝する。

 また、MPC-HCでは動画を開いた際や一時停止などの操作を行った際、画面の上部に動画のタイトルや操作内容が非常に大きく表示される。これはプロジェクターなどで大画面に映し出した動画をリモコンで操作する、いわゆるメディアセンターとしての使用を意識した機能だが、必要ないと感じる人も多いだろう。無効にしたい場合は「プレーヤー」の「その他」から「OSDの表示」のチェックを外しておくとよい(図17)。

図17 設定の「プレーヤー」からはレジューム再生とOSDの設定を行える
図17 設定の「プレーヤー」からはレジューム再生とOSDの設定を行える

 動画ファイルをダブルクリックしたときにMPC-HCで再生できるようにするには「関連付け」を行う。左のツリーから「関連付け」を選択し、右上に表示される拡張子一覧から好きな形式にチェックを入れる。すべてチェック後に「適用」をクリックするとレジストリへの登録が実行される。この際「エクスプローラのコンテキストメニュー」の2つにチェックを入れると、ファイルやフォルダを右クリックしたときのコンテキストメニューに「MPC-HC で再生する」「MPC-HC プレイリストに追加」という項目が追加され、素早い再生が可能になる。なお、使用しているWindowsがVista以降の場合はUACの関係でチェックを入れるだけでは関連付けできない。最初に「変更」ボタンをクリックし、権限の昇格を行ってから設定するように注意されたい(図18)。

図18 関連付けしておくと動画をダブルクリックするだけでMPC-HCによる再生ができる
図18 関連付けしておくと動画をダブルクリックするだけでMPC-HCによる再生ができる

 左のツリーから「出力」を選ぶと映像の表示に利用するレンダラを細かく設定できる。通常、OSがXPの場合は「VMR-7」あるいは「VMR-9」、Vista以降の場合は「EVR」と書かれたレンダラを選ぶとよい。映像が表示されなかったり乱れたりしたときは変更して様子を見ることをおすすめする。「*」が名前の後に1つだけ付いているレンダラではスクリーンショットやサムネイルの作成ができない。画像が保存できない場合はほかの形式に変更してから再度実行しよう(図19)。

図19 映像が映らなかったら「出力」からレンダラの設定を変更してみよう
図19 映像が映らなかったら「出力」からレンダラの設定を変更してみよう

 左のツリーから「内部フィルタ」を選択するとMPC-HCに内蔵されたスプリッターやデコーダの設定を変更できる。「ソースフィルタ」がスプリッターで「変換フィルタ」がデコーダに相当するDirectShowフィルタだ。動画の再生がおかしいときなどはチェックを外して再生状態を確認するとよい。また、太字になっているフィルタをダブルクリックすると、デコーダに応じて画質などの設定を行える(図20)。

図20 「内部フィルタ」ではスプリッターとデコーダの管理ができる
図20 「内部フィルタ」ではスプリッターとデコーダの管理ができる

 MPC-HC内蔵のデコーダではなく「CoreAVC」などの高性能なデコーダを利用したいときは、「外部フィルタ」に登録すればよい。デコーダのインストール後に左のツリーから「外部フィルタ」を選択し「フィルタの追加」をクリック。「フィルタの選択」画面でデコーダを選んでから「OK」をクリックしよう(図21、22)。

図21 「外部フィルタ」の「フィルタの追加」をクリックする
図21 「外部フィルタ」の「フィルタの追加」をクリックする
図22 インストール済みのデコーダを選んで「OK」をクリックすると外部フィルタが有効になる
図22 インストール済みのデコーダを選んで「OK」をクリックすると外部フィルタが有効になる

今回紹介したツール:Media Player Classic - Home Cinema