Amazon EC2も監視できるオープンソースのモニタリングツール「Opsview Community 3.9」公開

 オープンソースのITインフラ監視ツール「Opsview」の開発チームは9月28日(英国時間)、最新の無償コミュニティ版「Opsview Community 3.9」を公開した。

 Opseviewは英Opseraが出資するオープンソースプロジェクト。物理マシンおよび仮想マシン、そしてそれらが混在するハイブリッドなIT環境を監視できるモニタリングソフトを提供する。「Nagios Core」「Nagvis」「Net-SNMP」「PRDtool」などのオープンソースソフトウェアを統合したもので、完全な分散/マルチテナントアーキテクチャをもち、ビジネスプロセスへの影響を把握できる。ライセンスはGPL v2。

 最新版では、RESTインターフェイスを持つ最新の設定APIを提供する。REST API経由で設定変更やデータのインポート/エクスポートが可能で、モニタリングプロセスをさらに自動化できるという。また、パフォーマンスを監視するビューポイントも強化した。

 「Amazon Elastic Cloud(EC2)」「Amazon Simple Storage Services(S3)」「Slicehost」の各サービスとのコネクタにより、クラウドにあるアプリケーションも監視できるようになった。管理効率が改善し、ハードウェアの稼働率をさらに改善できるという。開発チームでは今後、対応するクラウドサービスを拡充する予定だ。

英Opsera
http://www.opsera.com/

「Opsview Community 3.9」ダウンロード
http://www.opsview.com/downloads/download-opsview-community