オープンソースのOpenSocialコンテナ「Apache Shindig 2.0」がリリース

 Apache Software Foundation(ASF)のApache Shindigプロジェクトは9月29日、OpenSocialのリファレンス実装である「Apache Shindig 2.0」を公開した。2010年3月に公開された「OpenSocial 1.0」への対応が最大の特徴となる。

 Apache Shindigは、ソーシャルアプリケーション用の共通APIであるOpenSocialのコンテナ。OpenSocialは米Googleが開始したイニシアティブで、OrkutやMixi、LinkedIn、Ning、MySpaceなどの大手SNSサービスが対応している。Apache Shindigは、ガジェット機能用JavaScript、ガジェットレンダリングサーバー、OpenSocialコンテナ、OpenSocialデータサーバーの4つで構成され、OpenSocialアプリケーションを迅速にホスティングでき、JavaとPHPの2つのバージョンがある。

 Apache Shindig 2.0では、OpenSocial 0.9および1.0のほとんどの仕様がサポートされた。これにあたり多くのインターフェイスをリファクタリングし、全サブシステムをクリーンにしたという。

 このほか、OpenSocialテンプレートの強化、データパイプライン、OpenSocial Groupのサポートなどが加わった。Activity Streams、PubSub-2、Google Waveガジェット、OpenSocial Virtual Currency and Paymentsなど、shindig-extrasモジュールで実験的にサポートした。

 Apache Shindig 2.0はApacheのプロジェクトサイトより入手できる。

Apache Shindig
http://shindig.apache.org/