「Google Earth」を大画面で体験できるハードウェア「Liquid Galaxy」がオープンソースに

 米GoogleがGoogle Earthを大画面で体験できるというシステム「Liquid Galaxy」の機械設計とコードをオープンソースにした。Liquid Galaxyは55インチの液晶ディスプレイ8枚で構成されているが、小規模なセットを自分で構築できるという。

 Liquid GalaxyはGoogleの従業員が20%ルールで作成したプロジェクト。55インチの液晶ディスプレイ8枚にGoogle Earthをパノラマ表示し、ジョイスティックを使ってフライトシュミレーターも楽しめる。Googleは2009年12月に同プロジェクトを発表、本社のほか会議の場など数々の場で披露している。

 Googleは今回、Liquid Galaxyを可能にする機能を最新のGoogle Earthに取り込み、「Ubuntu 」のsysadminスクリプから機械設計の概要など関連機能をオープンソースとして公開した。プロジェクトでは8枚の画面を用いたが、画面は2枚から構成可能で、大画面である必要はないとしているが、画面、サーバー、コントローラーなど、ある程度の投資が必要だ。

 クイックスタートガイドやHow To、機械設計概要などはGoogle CodeのLiquid Galaxyプロジェクトページから入手できる。

米Google
http://www.google.com/

Google Codeのプロジェクトページ
http://code.google.com/p/liquid-galaxy/