FSF、フリーソフトウェアを採用するハードウェアの認定プログラムをスタート

 フリーソフトウェアを支援する非営利団体Free Software Foundation(FSF)は10月14日(米国時間)、フリーソフトウェアを利用し、ユーザーの自由を尊重するハードウェアを認定するプログラム「Respects Your Freedom」を発表した。ハードウェアメーカー向けに承認要件の初期版を公開している。

 Respects Your Freedomは、ユーザーの自由を保障するハードウェアを認定する取り組み。FSFはこれまで、ソフトウェア側でフリーソフトウェアの取り組みを進めてきたが、それを可能にするコンピュータやデバイスなどのハードウェアを認定することで、消費者の選択を支援する。

 同日公開した初期バージョンの承認要件では、100%フリーソフトウェアで動作し、ユーザーがアップグレードできること、改変したソフトウェアをインストールできること、DRMフリー、Ogg Vorbisなどフリーのデータフォーマットをサポートすること、などを定めている。

 最終的には、要件を満たしているハードウェアを識別できるマークを用意してプロモーションしていく予定という。

 初期版公開により、今後フィードバックを得て改善していく。ハードウェアメーカーの関心を高めて行きたいとしている。

Free Software Foundation
http://www.fsf.org/

「Respects Your Freedom」承認要件
http://libreplanet.org/wiki/Hardware/Endorsement_criteria