Apache、JSR 299とJSR 300のオープン実装「OpenWebBeans」正式版をリリース

 Apache Software Foundation(ASF)のOpenWebBeansプロジェクトは10月19日、JSR 299(Web Beans)仕様のオープンな実装である「OpenWebBeans 1.0」をリリースした。プロジェクトのWebサイトより入手できる。

 OpenWebBeansは、JavaEEプラットフォーム向けのコンテキストと依存性注入のための仕様であるJSR 299を、Apache License 2の下で公開するプロジェクト。2008年にASFのインキュベータープロジェクトとして開始した。

 バージョン1.0では、Java向けにベーシックな依存性注入アノテーションを提供するJSR 330仕様の実装も含む。モジュラー構成で、ベースとなるOpenWebBeansコアのほか、EE Common、EJB、OpenEJB、Java EE、JMS、OSGi、Tomcat6、Tomcat7などプラグインも多数用意した。Java SEからJava EE6まで幅広く対応する依存性注入を提供するという。

 OpenWebBeans 1.0はJSR 229とJSR 330のTCK(技術互換性キット)に合格しており、Java EE 6、Java EE 5、Java SEなどの環境で実行できる。ライセンスはApache License 2.0を利用する。

OpenWebBeans
http://openwebbeans.apache.org