オープンソースのグループウェア「Open-Xchange」、Webデスクトップを発表

 オープンソースのグループウェア「Open-Xchange」を開発する独Open-Xchangeは11月4日、年次パートナーカンファレンスを開催し、Webデスクトップ開発プロジェクト「Open-Xchange Web Desktop」を発表した。

 Open-Xchange Web Desktopは、フロントエンドにHTML5、CSS、JavaScriptを、バックエンドにOSGiやJavaなどの技術を用いて作成する。アプリケーションの配信と統合のユーザーインターフェイスにはWebブラウザを用い、デスクトップとの統合を実現する。アプリケーションのインストールなどを管理するマネージャ、ドラッグ&ドロップ、プログラムランチャー、ウインドウ管理などの機能を提供し、ISVが自社のSaaS製品を提供できるアプリストアも用意する予定という。

 Open-Xchange Web Desktopは2011年に公開を見込んでいる。

 Open-Xchangeはまた、グループウェア製品のユーザーが2010年末に前年比60%増の2400万人に達する見通しも明らかにしている。同社は2010年8月、日本展開にあたり、ホスティングでイーネットソリューションズ、ディストリビューションでネクスト・イットと独占的に契約している。日本での提供は11月に開始となる予定だ。

 最新機能として、「Microsoft Outlook」ユーザーが「Open-Xchange Server」に電子メールやアドレス帳などのデータを容易にマイグレーションできる「Open-Xchange Microsoft Outlook Uploader」も発表している。

独Open-Xchange
http://www.open-xchange.com/