米Novellの882件の特許、売却先はMicrosoftやApple、Oracle、EMC

 米Novellの買収により売却される882件の特許について、売却先となる企業が明らかになった。Novellは11月22日、Attachmateによって買収されることを発表、取引の一部として自社特許882件を「CPTN Holdings」に4億5000万ドルで売却するとしていた。

 発表当時、CPTN Holdingsは米Microsoftが率いる技術企業のコンソシアムとして紹介されていたが、フリーソフトウェアと特許の専門家であるFlorian Muller氏が12月16日、自身のブログで「CPTN Holdingsに関して、ドイツの独占禁止法規制当局にあたるカルテル庁(Bundeskartellamt)が書類を公開していた」という旨のTwitterメッセージを紹介した。この書類は12月9日に提出されたもので、CPTN Holdingsの加入企業としてMicrosoft、米Apple、米EMC、米Oracleの4社の社名が記載されている。商品市場の項目は「特許」となっている。

 売却される882件の特許についての内訳は明らかにされていないが、NovellはUNIXの著作権についてはAttachmate子会社としてNovellが所有すると説明している。

米Novell
http://www.novell.com/

Bundeskartellamt
http://www.bundeskartellamt.de/

Florian Muller氏のブログ
http://fosspatents.blogspot.com/