「Google Plugin for Eclipse」と「Google Web Toolkit」の最新版リリース

 米Googleは2月14日、「Google Plugin for Eclipse」の新機能と同プラグインで利用できるAjaxフレームワーク「Google Web Toolkit(GWT) 2.2」を公開した。HTML5対応などが新機能となる。

 Google Web ToolkitはGoogleが提供しているオープンソースのAjaxフレームワーク。デプロイ時にJavaScriptコードを自動生成する仕組みにより、JavaによるWebアプリケーションの開発が行える。また、Google Plugin for Eclipseは、Google App Engineなどに対応するWebアプリケーション開発支援用のEclipseプラグイン。「Eclipse 3.6」をサポートし、Google Web Toolkitの開発もサポートする。

 GWT 2.2はGWT SDKでHTML 5をサポート、canvasエレメントなどHTML5特有の機能を利用した動的な2D図形やビットマップ画像の作成が可能。videoタグやaudioタグなど新設されたタグの埋め込みも可能となった。GoogleによるとHTML5サポートは実験的であり、今後のリリースで変更する可能性があるとしている。

 このほか、GWTの「CallTable」ウィジェットにコラムソートなどの新機能が加わった。なお、Java 1.5のサポートは非推奨となっている。

 Google Plugin for EclipseはAjaxユーザーインターフェイス設計ツールの「GWT Designer」と統合され、UI構築が容易になった。GWT DesignerとGPEとをシームレスに連携できるという。

米Google
http://www.google.com/

「Google Plugin for Eclipse」
http://code.google.com/eclipse/

「Google Web Toolkit」
http://code.google.com/p/google-web-toolkit/