Twitterライクなメッセージ機能が加わった「XWiki Enterprise 3.0」がリリース

 XWiki開発チームは4月1日、エンタープライズ向けWiki「XWiki Enterprise 3.0」を公開した。Twitterライクなメッセージ機能など新機能が導入され、WYSIWYG Editorなど既存機能も改善されている。ライセンスはLGPL。

 XWikiはグラフィカルなエディタやバージョン管理機能、ユーザー/グループ管理機能などを持つWikiプラットフォーム。APIが公開されており、これらを利用して機能を拡張したり、別のアプリケーションとの連携を行うことも可能。XWiki EnterpriseはXWikiのエンタープライズ向けエディションで、高度なコンテンツ管理機能やLDAP認証といった機能を備えている。

 XWiki Enterprise 3.0では、Twitterのような短文メッセージ送信システム「Message Stream」が追加された。また、1GBを超えるような大きいファイルの添付を可能にする「Filesystem Attachment Store」機能も実験的に加わった。Filesystem Attachment Storeはメモリやデータベースストレージのhそうひを押さえられる利点があるという。ただし、HQLを用いた検索には対応せず、これらを利用したプラグインや機能などで検索が行えないという欠点があるとのこと。

 WYSIWYG Editorでは、OperaやChrome、Safariなどの最新Webブラウザサポートが強化され、マクロのサポートも改善した。また、スライドショウ形式でイメージを表示する「Gallery Macro」も加わっている。管理インターフェイスも改善され、Office形式のプレゼンテーション文書インポート機能も改良された。

 XWiki Enterprise 3.0はプロジェクトのページよりダウンロードできる。

XWiki
http://www.xwiki.org/