Androidとの同期が可能になったフリーのメディアプレイヤー「Miro 4」リリース

 非営利団体のThe Participatory Culture Foundation(PCF)は5月23日(米国時間)、オープンソースのデスクトップ向けメディアプレイヤー「Miro 4」を発表した。Linux、Mac OS X、Windowsに対応、ダウンロードサイトより入手できる。

 Miroはオープンソースのメディアプレイヤー。H.264、WMV、DivX、AVI、QuickTime、Flash Videoなどの主要な動画フォーマットと音楽フォーマットに対応、音楽、動画、プレイリスト、アプリケーションを1箇所で管理できる。「iTunes」を含む既存のメディアライブラリとの同期機能、You Tubeなどの動画サイトで公開されている動画のダウンロード機能もあり、BitTorrentクライアント機能も備える。ソースコードはGPL v2で公開されている。

 Miro 4は2010年3月以来のメジャーアップデートとなる。特徴はAndroidとの高速でシームレスな同期機能。PCFは、「Androidユーザーの多くがデスクトップではiTunesを利用している」とし、最新版でAndroid端末用のデスクトッププレイヤーを狙うことを記している。

 また、同じWiFiネットワーク上にあるデスクトップのMiroライブラリ間でのファイルのストリーム再生やダウンロードが可能、複数の端末でライブラリを管理できるという。「Amazon MP3 Store」や「Amazon Android Store」、「Android Market」といったオンラインのコンテンツ配信サービスにも対応する。

The Participatory Culture Foundation(PCF)
http://pculture.org/

ダウンロード
http://www.getmiro.com/