JavaScriptで実装されたJavaScriptエンジン「Narcissus」をFirefoxで利用するためのアドオン「Zaphod 1.2」、Mozilla Labsがリリース

 Mozilla Labsは7月26日、Firefox内で実験的JavaScriptエンジン「Narcissus」を利用するためのアドオン「Zaphod 1.2」をリリースした。Zaphodは「実験的位置付け」のアドオンで、また最新版はまだMozillaのレビューを受けていないが、アドオンライブラリより入手できる。

 NarcissusはJavaScriptで実装されたJavaScriptエンジン。新機能や実験的機能の実装およびテストなどに利用されているが、Webブラウザ内では利用できないという欠点があった。

 ZaphodはこのNarcissusをFirefoxに統合するアドオン。これにより、Narcissus向けにスクリプトを作成して動かしたり、JavaScriptの新機能や実験的機能を試すことができる。Firefoxの標準JavaScriptエンジン「SpiderMonkey」の代わりにNarcissusをデフォルトエンジンとして利用することもできる。

 前バージョンのZaphod 1.1は4月に公開されており、約3カ月間ぶりのアップデートとなる。Zaphod 1.2ではタイマー処理が改善され、Narcissus最新版に対応、バグも修正した。将来のFirefoxのアップデートにも対応、Firefox 8までをサポートするという。

Mozilla Labs
http://mozillalabs.com/

Zaphodのプロジェクトページ
http://mozillalabs.com/zaphod/