ZFS 2.8を搭載したOpenSolarisベースのストレージOS「NexentaStor 3.1」が登場

 米Nexenta Systemsは7月28日、OpenSolarisベースのNAS/SANソフトウェアプラットフォーム「NexentaStor 3.1.0」を発表した。無償のコミュニティ版はWebサイトよりダウンロードできる。

 NexentaStorはOSカーネルにOpenSolaris、ファイルシステムにZFSを採用し、ユーザーランドにはUbuntu由来のコンポーネントを使用したNAS/SANシステム向けOS。ストレージ管理機能とユーザーインターフェースを備えており、単体でNAS/SANとして利用できるほか、米VMwareなどの仮想化製品と併用して、仮想アプライアンスとしても利用できる。

 NexentaStor 3.1ではZFSをバージョン2.8にアップデート、スナップショットの作成・削除の高速化、障害対策強化などの特徴を利用できる。このほかの特徴として、VMwareの「vStorage API for Array Integration(VAAI)」をサポート、ホストCPUの利用を改善できるという。

 また、SCSI Enclosure Services(SES)標準を使ってのディスクとJBODの管理が可能となった。自動同期機能も強化、複数を対象にした同期が可能となり性能を改善できる。同期のリジュームやGUIを使った状況表示も加わっている。

 プロジェクトによると、NexentaStorの土台となるオープンソースプロジェクト「Nexenta Core Platform(NCP)」もまもなく3.1にアップデートする予定という。

米Nexenta Systems
http://www.nexenta.com/

NexentaStore Project
http://www.nexentastor.org/