長期サポート版となる分散バージョン管理「Bazaar 2.4」が登場

 分散バージョン管理「Bazaar」の最新版「Bazaar 2.4.0」(開発コード「Oronsay」)が公開された。2013年2月までサポートする長期サポート版で、今後開発チームはバージョン2.5の開発に注力する。

 Bazaarは英Canonicalが支援するオープンソースプロジェクトで、GNU Projectの一部。各種LinuxやMac OS X、FreeBSD、Solaris、Windowsなどで利用できる。Pythonで書かれており、プラグインにより機能を拡張できる。Canonicalのコラボレーションプラットフォーム「LaunchPad」をはじめ、MySQL、Emacsなど多数のプロジェクトが利用している。

 バージョン2.4は、2011年2月にバージョン2.3公開以来のメジャーアップデートとなる。バージョン2.3系のバグを修正して完成度を高めたもので、約150のバグを修正した。Python 2.4と2.5はサポート対象外となり、Python 2.6以上が必須となったほか、性能も強化したという。後方互換性もあり、バージョン2.0以降のレポジトリの読み込みと書き出しが可能。

 最新版はプロジェクトのページより入手できる。

Bazaar
http://bazaar.canonical.com/

ダウンロード
https://launchpad.net/bzr/2.4/2.4.0