Firebugチーム、Firefox以外でも利用できるWeb開発ツール「Firebug Lite 1.4」をリリース

 Firebug開発チームは9月23日、「Firebug Lite 1.4」を公開した。JavaScriptで実装されたWeb開発ツールで、FirefoxだけでなくIntenet ExplorerやGoogle Chromeといった主要Webブラウザで利用できる。最新版ではCSSルールの行数表示など新機能が加わった。

 Firebug Liteは、Firefoxの拡張である「Firebug」の簡易版。Firefoxの拡張として提供されるFirebugとは異なり、JavaScriptで実装されている。Firebugの持つ全機能が利用できるわけではないが、Firebugと同じルック&フィールでHTMLの分析(Inspect)機能やコンソール、DOM要素の操作などが可能。対応WebブラウザはInternet Explorer 6以上およびFirefox、Opera、Safari、Google Chrome。

 Firebug Lite 1.4は、2010年にバージョン1.3を公開以来の新バージョン。コアを書き直すことで性能を改善しモジュール化を進めた前バージョン(バージョン1.3)をベースに機能の改善が行われた。

 CSS関連機能では、「StylePanel」でのCSSルールの行番号表示が可能となった。設定保存も改善し、ポジション/サイズ、最後に選択したパネル、コマンドラインで最後に実行したコマンドなどを呼び出せるという。

 このほか、多数のバグも修正した。1.4の開発から自動ユニットテストツールを利用しているとのことで、開発チームによるとバグが残存する可能性は減っているはずとのこと。

 Firebug Lite 1.4は、プロジェクトのWebサイトやChrome Web Storeからダウンロードできる。

Firebug
http://getfirebug.com/