Apache CouchDBに高可用性機能を加えた「BigCouch」、バージョン0.4が登場

 米Cloudantは1月26日、「BigCouch 0.4」を発表した。ドキュメント指向データベースの「Apache CouchDB」にクラスタ機能を加えたもので、API互換もあるという。

 BigCouchは、CouchDBにAuto-Sharding機能とクラスタ機能を統合したもので、複数台のサーバーによるCouchDBのクラスタ構成を可能にする。エンドユーザーには単一のCouchDBインスタンスのように見え、APIも標準のCouchDBと100%の互換があるため、CouchDBからそのままBigCouchに移行できるとしている。

 バージョン0.4は、2011年10月に公開された「Apache CouchDB 1.1.1」とほぼ同レベルのAPIを持ち、安定性、性能、互換性を強化した。「ゾーン」に対応、クラスタ内でのデータの位置の管理を強化できるため、クラスタを物理的に分散できるという。

 CouchDB 1.1で導入された_replicatorデータベースにも対応、データレプリケーションの管理を改善した。このほか、SSLネイティブ対応、FreeBSD対応、CommonJSのサポートなども特徴となる。

 BigCouchはGithubのプロジェクトページより入手できる。ライセンスはApache License 2.0。

米Cloudant
http://cloudant.com/

Githubのプロジェクトページ
https://github.com/cloudant/bigcouch