豊富なエフェクトとGPUによる軽快な動作が特徴の動画加工ツール「Javie」 3ページ

Javieで映像にエフェクトを適用する

 素材をレイヤーとして登録したら、早速エフェクトをかけてみよう。エフェクトをかけたいレイヤー名の左にあるボタンをクリックして設定を展開する。「エフェクト」を右クリックし、コンテキストメニューの「エフェクト」から任意のエフェクトを選択する。「キーイング」は主にクロマキーなどのはめ込み合成、「スタイライズ」では主にモザイクや縁取り、「ディストーション」では主に波紋や極座標、「ブラー&シャープ」では主にぼかし、「描画」では主にグラデーションを選べる。1つのレイヤーに複数のエフェクトをかけることも可能だ(図13)。

図13 レイヤーの右クリックから適用したいエフェクトを選択する
図13 レイヤーの右クリックから適用したいエフェクトを選択する

 エフェクトを追加したら、エフェクト名の左にあるボタンをクリックして展開する。エフェクトに応じた設定が表示されるので、設定値をクリックして適宜変更しよう。数値の場合はキーボードから直接入力することも可能だが、数をクリックしたまま左右にドラッグするとマウス操作だけで設定を変更できる。プレビューウインドウで再生しながらリアルタイムで調整するとよい(図14)。

図14 再生ボタンをクリックし、プレビューしながらエフェクトごとの設定を変更しよう。数値もスライダーのように少しずつ調節できる
図14 再生ボタンをクリックし、プレビューしながらエフェクトごとの設定を変更しよう。数値もスライダーのように少しずつ調節できる

 素材の表示サイズや表示位置を変えて複数を並べたり、半透明にして背景と重ね合わせたりするには「トランスフォーム」左のボタンをクリックする。あとは「位置」「スケール」「回転」「不透明度」の値をマウスのドラッグ操作で変更しよう(図15)。

図15 トランスフォームの数値をそれぞれ左右ドラッグで変更すると移動や回転を実行できる
図15 トランスフォームの数値をそれぞれ左右ドラッグで変更すると移動や回転を実行できる

 レイヤー名の右側にある立方体のスイッチをクリックすると、3Dレイヤーに変更できる。「トランスフォーム」の設定にZ軸の数値が追加され、「方向」「X回転」「Y回転」「Z回転」の設定も行えるようになる。また、「マテリアルオプション」の設定が表示され、レイヤーに影を表示するか、ライトを透過するか、金属光沢を持つかなどを設定可能になる。3Dレイヤーに変更したレイヤー同士は特に設定なしでも交差して表示される(図16)。

図16 立方体のボタンをクリックするとレイヤーが3Dになる。手前や奥の方向に移動したり、回転することができ、光源を配置して影を落とすことも可能になる
図16 立方体のボタンをクリックするとレイヤーが3Dになる。手前や奥の方向に移動したり、回転することができ、光源を配置して影を落とすことも可能になる

 映像にテロップを入力したいときはコンポジションウインドウで任意のレイヤーを右クリックし、「新規」−「テキスト」を選択する。コンポジションウインドウに「テキスト」レイヤーが追加されるので、レイヤー名左のボタンをクリックして展開し「ソーステキスト」の「テキスト」をクリック。表示される欄に文字列を入力するとテロップが追加される。また「フォント」のフォント名をクリックするとフォントを、「フォントサイズ」のピクセル数をクリックするとサイズを、「塗りと線」の設定をクリックすると色や縁取りを変更可能だ。ほかのレイヤーと同様に「トランスフォーム」の設定を調整することで変形したり回転させることもできる(図17)。

図17 テキストレイヤーを追加し「ソーステキスト」の設定値に文字列を入力すると映像にテロップを追加できる
図17 テキストレイヤーを追加し「ソーステキスト」の設定値に文字列を入力すると映像にテロップを追加できる

 再生時間が経つにつれ徐々に変化していくエフェクトを作りたい場合は「エクスプレッション」機能を利用しよう。JavieのエクスプレッションはAfter Effectsと同様にJavaScriptで記述する。ただし関数には若干違いがあるので注意されたい。エクスプレッションを使うには動きを与えたい設定項目を選択し、右クリックから「アニメーション」−「エクスプレッションの追加」を選ぶ。タイムラインに入力欄が表示されるのでスクリプトを入力すればよい(図18)。

図18 JavaScriptでエクスプレッションを入力すると動きのあるエフェクトを作成できる
図18 JavaScriptでエクスプレッションを入力すると動きのあるエフェクトを作成できる

 動画が完成したら、メニューバーの「File」−「書き出し」−「AVI...」を選択する。「書き出し」画面が開くので、「出力ファイル」の「ファイルを指定」をクリックして保存先を指定し、「ビデオ圧縮」の「設定」をクリックして圧縮形式を指定する。「Finish」をクリックすると.AVI形式で動画ファイルを作成できる(図19)。

図19 完成したらAVI形式で書き出しを行おう
図19 完成したらAVI形式で書き出しを行おう

 作成した動画はWindowsメディアプレイヤーなどで再生可能だ(図20)。

図20 メディアプレイヤーなどAVI形式に対応した動画プレイヤーで通常通り再生できる
図20 メディアプレイヤーなどAVI形式に対応した動画プレイヤーで通常通り再生できる

今回紹介したツール:Javie