iOS/Android向けのHTML5対応JavaScriptフレームワーク「jqMobi」、早くも正式版登場

 米appMobiは3月12日、オープンソースのHTML5モバイルアプリケーションフレームワーク「jqMobi 1.0」をリリースした。WebKit向けに最適化されたjQuery互換のJavaScriptライブラリで、モバイル向け、軽量かつ高速、Androidでも快適に利用できる、といった特徴を持つという。

 jqMobiはappMobiが1月中旬に発表した新プロジェクト。iOSおよびAndroid向けに最適化された高性能なJavaScriptフレームワークを開発することを目的としており、jQuery互換のインターフェイスを備えている。ベータ版公開以来、1万以上のダウンロードがあったという。

 jqMobiは圧縮後のサイズで5KBというコンパクトさが特徴で、jQuery互換の文法およびAPIを持っているのが特徴。また、クロスプラットフォームのUIフレームワーク「jqUi」およびjqMobi上に構築したプラグインも用意されている。jqUiはUIライブラリで、テーマによる見栄えの切り替えやサイドメニューによるナビゲーション、タッチ対応などの機能を持つ。

 jqMobi 1.0はバグフィックスが中心となるアップデートとのこと。開発者によると、多くのAPIを提供するつもりはないものの、jQueryとの互換性を強化するためにいくつかの機能を追加する方向ではあるとのこと。また、jqUiではテーマ機能が強化されているという。

米appMobi
http://www.appmobi.com/

jqMobi
http://www.jqmobi.com/

GitHubのページ
https://github.com/appMobi/jQ.Mobi